◾️開催地:鈴鹿サーキット ◾️開催日:2026/4/18-19
スーパー耐久2026第2戦は、4月18日19日に鈴鹿サーキットにて開催された。WedsSport GR86は木曜日の特別スポーツ走行からテストをはじめたが、2枠目にエンジントラブルが発生、やむを得ず夜遅くまでかけてエンジン乗せ換えを行った。金曜日は順調に走行を重ね、各ドライバーからの意見を集約しながら、燃料を積んだ状態も確認しつつ、前戦もてぎをベースとして決勝レースペース向上を目標にマシンセットアップを行いチームは手ごたえをつかんだ。しかし最後のセッションではもてぎ事前テストでも発生したクラッチ油圧配管へのエア噛みが再発、チームはその対策を行い、さらに念のためミッション乗せ換えを行い予選日に備えた。
迎えた土曜日朝10時からのフリー走行ではNEWタイヤを投入して三上が予選の練習とマシンチェックを行った。しかし路面温度が10℃程上昇した予選ではマシンバランスが崩れ、強いアンダーステア傾向となってしまった。Aドライバー予選で三上が2分24秒779、Bドライバー予選で浅野が2分24秒155
今回のレースは5時間、義務ピットイン回数は3回、給油は容量20Lの指定給油ボトル使用となり1回のピットストップでの最大給油量は3本60Lまで、1回のピットストップで2本以上入れる場合は90秒のピットストップとなり、Aドライバーの最低運転時間は75分以上となる。今回のチームの基本戦略は三上→浅野→箕輪→藤原でつないで、ボトル3本給油を2回、1本を2回として90秒のピットストップを2回使用、1本スプラッシュ給油はなるべくレース後半として、FCYが出そうなタイミングやSCのタイミングを
待つ作戦を採る事とした。12時4分、気温22℃のドライコンディションで5時間の決勝レースは始まった。スタートドライバーの三上は9位でスタートするが、走り出しから「アンダーステア傾向が強い」と訴える。それでも三上は予選タイムから1秒落ち程度の2分25秒~26秒台で安定して周回を重ねると、86号車が反則スタートでドライブスルーペナルティとなったことで17周目に8位に浮上した。25周目、再び86号車にオーバーテイクされたものの三上は31周を走行してピットインし浅野へ交代、ボトル給油
1本でピットアウトした。浅野は9位でコース復帰すると、マシンの調子をみながらUSEDタイヤで2分26秒~28秒台で周回を重ねた。35周目には7位まで浮上すると43周目、浅野は早めにピットインして箕輪へ交代、タイヤ4本交換とボトル給油3本でピットアウトした。箕輪は8位でコース復帰すると、アンダーステア傾向のマシンでプッシュを重ねてゆく。しかし48周目、S字3つ目の侵入でコーナーイン側をしっかり開けていたもののST-Zクラス車両に内側から当てられてしまい、マシンは左ドアとサイドステッ
プを破損、思ったようにペースを上げられない状況となってしまった。それでも箕輪は2分24秒~25秒台で周回すると60周目、ST-TCRクラス車両がヘアピンコース上でストップ、FCYが出るとチームは判断し、130Rを抜けたあたりにいた箕輪は緊急ピットイン、ボトル給油1本スプラッシュでそのままピットアウトした。箕輪は8位でコース復帰すると、2分25秒~26秒台で周回を重ねた。70周目86号車がコースアウトし7位にポジションアップすると87周目ピットインして藤原へと交代、タイヤ4本交換とボトル
給油3本でピットアウトした。8位でコース復帰した藤原は2分24秒~25秒台で周回を重ねると、107周目86号車がボトル給油1本スプラッシュの為にピットインしたため7位へと浮上した。すぐ背後に86号車を従える藤原はそのまま順位を守りたいところであったが、109周目、スプーンコーナー1つ目で86号車にイン側に入られ、藤原は2つ目のイン側を奪ってバックストレートで再度追い抜くものの、ストレートの伸びに勝る86号車が130R進入を制してポジションダウン、8位となった。藤原は必至の走りで117周目には2分24秒101をマークしたものの再度追い抜くには至らず、17時8分、WedsSport GR86は7位と8.6秒差の8位でチェッカーを受けた。
【チーム監督コメント】
浅野 真吾
「浅野武夫にとって最後の鈴鹿ということもあり、しっかり走り切りたいという思いで臨みました。占有走行からトラブルはありましたが、決勝はノートラブルで走り切れたことは良かったと思います。ただ、マシンのポテンシャルとしてはまだ改善の余地があるので、24時間に向けてしっかり仕上げていきたいと思います。応援ありがとうました。」
Aドライバー 三上和美
「今回の鈴鹿ラウンドでは、開幕戦で課題となった自身の走りについて、SIMトレーニングや走行練習を通じて改善に取り組んできました。その結果、取り組んできた点に一定の改善が見られ、ドライバーとしての成長を感じられる場面もありました。一方で、予選では限られた時間の中でマシンの限界を引き出すことができず、満足のいく結果には至りませんでした。決勝においても、より安定したアベレージスピードを発揮する必要があると感じており、今後に向けた課題が明確になりました。これらを次戦に向けて着実に克服していきたいと考えています。レースウィークを通してマシントラブルも発生しましたが、その都度、浅野武夫選手をはじめとするドライバー、メカニックの皆様、そしてGRエンジニアの皆様が夜遅くまで対応してくださり、無事にチェッカーを受けることができました。チーム一丸となったサポートに、深く感謝申し上げます。また、現地で応援してくださったファンの皆様、そして日頃よりご支援いただいているスポンサーの皆様に、心より御礼申し上げます。」
【チームよりお知らせ】
スーパー耐久レースレポートが、Aドライバー三上和美の執筆によって
モータースポーツ情報サイト&Raceコラム – &Race (andrace.jp)に
掲載されております。ぜひご覧ください!
【ドライバーコメント】
Bドライバー 浅野武夫選手
「なかなかタフなレースウィークでした。全体的に嚙み合わず、タイムも思うように上げていけず、セットも決まり切らない中で苦戦が続きました。それでも無事にチェッカーを受けられたことは良かったと思います。今回のトラブルの原因をしっかり追究して対策し、次の富士24時間レースに向け車を仕上げて行きます。応援よろしくお願いします。」
Cドライバー 箕輪卓也選手
「鈴鹿大会はトラブルが続出しましたが、どれもしっかり対処していただきチーム力に助けられたレースウィークでした。公式練習ではセットアップを詰めていきましたが、毎日変わる路面コンディションに翻弄され、ベストなところまで持っていくことができませんでした。セットアップは良い所にきてはいたものの、それでも上位陣とは差がありました。この差を埋めるために、引き続きチーム一丸となって全力を尽くしてまいります。次戦も応援のほどよろしくお願い致します。ありがとうございました。」
Dドライバー 藤原大暉選手
「木曜日から走行を開始しましたが、トラブルが続き、限られた時間の中でセットアップを進める形となりました。土曜日の予選日にもトラブルが発生し、決勝に向けて不安を残す状況でしたが、決勝では大きなトラブルもなく無事にチェッカーを受けることができました。しかし、スピード面で課題が残り、苦しいレースとなりました。この反省を次戦に活かしていきます。応援ありがとうございました。」