◾️開催地:AUTOPOLIS
◾️開催日:2023年10月14日(土)・15日(日)
■10 月 14 日(土)
予選 Q1:国本選手 5位 | Q2:阪口選手 2位
□天候:曇|路面:ドライ
九州唯一のSUPER GT開催地オートポリス第7戦。サクセスウェイトが半分になり、今年は未知の450kmレース。全く予想が出来ない今年の予選。昨年は24号車がポールポジションと横浜ゴムとも相性の良いサーキット。シリーズを考えるとポールポジションの1ポイントが欲しいところ。19号車のウェイトは27kg。曇り空の中、9時35分より公式練習が始まった。タイヤと路面とセットアップの確認を阪口選手が担当し、ロングテストは国本選手が担当した。19号車は占有走行にて途中赤旗提示直前に国本選手が出したタイムがトップとの差が0.352秒の3位(1:32.900)となり、好調さをアピールすることが出来た。
予選開始時の気温/路面温度は18度/25度。
Q1のアタックドライバーは国本選手。
Q1開始直後に1台、1分後に2台が、残り8分となると更に数台がコースインする中、19号車は残り6分半にコースイン。3周周回の後、残り1分で1発アタックに入る。セクター2でカットラインから0.551秒上回ると、各車目まぐるしく順位が変わる中、フィニッシュラインをカットタイムより0.760秒上回る1:32.132を出し、暫定3位に食い込む。のちに、2台が19号車のタイムを上回るものの、ランキングの上位3台がQ1突破出来ない厳しい闘いの中、5位にてQ1を突破する事となりました。
Q1の結果は、37-14-39-100-19-16-38-17-(以下Q1敗退)-3-8-24-36-1-23-64。
Q2のアタックドライバーは阪口選手。
残り7分を切ったところでピットアウトした19号車は、Q1と同様にじっくりとタイヤに熱を入れながら周回を重ねていく。テレメトリーブースで祈る坂東監督が大写しになる中、タイムアタックに入った19号車は直前にコースレコードを出した16号車に次いで暫定2番手となる1:31.604を叩き出す。その後、各車タイム更新される中、19号車を上回るクルマは出ず、Q2を2番手で通過する事となりました。
Q2の結果は、16-19-39-14-37-17-38-100
『予選2番手でした。想像以上の結果ですごくうれしいです。フリー走行の手ごたえからは予選では苦戦するかなと思っていたのですが、インターバルの間にクルマをいい方向に持ってこられたので、本当にチームに感謝しています。阪口選手もQ2で本当にいいアタックをしてくれました。(阪口選手も)フリー走行ではほとんどいい状況で走れなかったので、すごく不安な部分はあったと思うんですけれども、しっかりとまとめてすごくいいタイムを出してくれたので、本当にうれしい予選となりました。明日は二番手からいいレースをして、表彰台・優勝を目指してしっかり戦いたいと思います。』
『予選は二番手でフロントローを獲得することができました。フリー走行は路面が悪くてそこに合わせきれず、不安なフリー走行でしたが、そこからQ1への読みが良く、国本さんがいいアタックをしてくれてQ1を通過できました。そこからまた更にコンディションが良くなる方向への調整という部分で、チームも考えてくれたのでアタックの時のクルマのフィーリングはとても良く、フロントローを獲得できました。ちょっとトップは早すぎたんですけれども、今日でいうと2位はベストなリザルトだったと思うので、結果には満足しています。明日は天候と路面温度を味方につけて一生懸命戦います。』
『明日の決勝は2番手、フロントローでのスタートとなります。素晴らしいチームワークでドライバーの2人が完璧な仕事をこなし、 2番手を獲得出来ました。満足です。明日必ず結果を出せるように皆様の応援、宜しくお願いいたします。』
■ 10 ⽉ 15 ⽇(日)
決勝:GT500 クラス 13位
□天候:曇| 路面:ドライ |
予選に引き続き曇り空の中、開催された第7戦
オートポリス。オートポリス初の450kmレース(97周)はとても難しいレースになった。昨日の予選では2位を獲得した19号車が表彰台のトップを目指し、爆走を誓いスタートした。レース前には、航空自衛隊のF15D戦闘機 2機によるウェルカムフライトが行われ、レースに華を添えた。決勝スタート前に行われたウオームアップ走行では決勝に向けての最後のチェックに終始し、1:34.655と14番手タイムとなった。
決勝スタート前の気温/路面温度/湿度は、17度/27度/57%。スタート前からメインストレートを1コーナーに向けて時折強い風が吹いており、天候もレースが進むにつれ回復基調となっており、ますます作戦の組み立てが難しくなっている。
スタートドライバーは国本選手。航空自衛隊吹奏楽部隊による国家斉唱の後、大分県警の交通機動隊が先頭のパレードランが1周、そして1周のフォーメーションラップを経て、レースの火蓋が切られた。スタート直後の1コーナーで39号車にインから飛び込まれ、2位の座を明け渡すと、ペースが上がらない19号車が後続を塞ぐ形となってしまう。後ろの17号車からの激しいプレッシャーを受けるものの、2周目後半からペースが戻りつつあり、前の39号車を追いかける展開となる。6周目の第2ヘアピンで17号車にアウトから刺されて4番手となると、7周目、1コーナーで14,37号車の2台にパスされると、2コーナーで38号車にパスされ、その後一気にペースダウンした19号車は後続に抜かれ12位まで落ちてしまう。すると、19号車は8周目にピットイン、タイヤ交換を行い、暫定14位でコースに復帰した。
19号車と同じ、10周前後でピットに入るチームが出る中、12周目で19号車は11位でトップとの差が1分11秒。14周目の1コーナー入り口で300クラス同士の接触があり、車両回収のためFCYが出て、15周目にFCYが明け、直後にピットに入った車が出る中、16周目の19号車は暫定9位となる。周回を重ねていく中、気温と路面温度が17/21度とさらに厳しい状況となる。さらに時折吹く強い風がさらにレースコンディションを悪化させていく。19号車は20周目に後ろの1号車にパスされ10位となると21周目に39号車にパスされ11位に後退してしまう。さらに23周目には100号車にパスされ12位となると、24,64号車にパスされて14番手まで落としてしまった。
27周目に落下物回収のため一瞬FCYがでるもの、直ぐに解除となりレース再開したが、程なく28周目に車両回収のため、再びFCYが出てしまう。30周目に解除となるが、19号車は14位のまま。33周目に2度目のピットインを行い、ドライバーは国本選手から阪口選手に交代し暫定15位でコースに復帰する。レースは半分の48周目を迎え、19号車はトップから1週遅れの14位。51周目に3度目のピットインを行い14位のままコース復帰。70周目に39号車がリタイアした為、19号車は13位に。
後半は単独走行となったが、阪口選手はゴールまで車を無事に進め、13位(2ラップ遅れ)にてチェッカーを受けることとなりました。レースは、ポールポジションの16号車がトップを独走していたが、後半、12位スタートの36号車が順位を上げて16号車に肉薄すると、87周目の第2ヘアピンでトップに躍り出ると、そのまま押さえてチェッカーを受けました。以下、16-3-38-1-17-37-14-100-23ー64-24-19-39-8。非常に難しいレースでした。課題しか残らないレースでした。沢山の応援ありがとうございました。最終戦に向けて今から準備します。
『非常に残念なレースになりました。持ち込んだタイヤと路面がマッチせず、週末通してチームとヨコハマタイヤと共に対策を練っていきましたが上手くいきませんでした。今回の反省を活かせるように準備して茂木では優勝を目指していきます。』
『決勝13位でした。3.4スティントを担当しましたが、練習中から苦戦していたアンダーステアからフロントがグレーニング、その後ピックアップという症状に悩まされ続けました。路面温度が想定より低かったのが大きい理由ですがそこを改善することができずペースを維持できませんでした。この時期になると悔しいレースが増えてしまう印象ですが、苦手を克服していくことはとても意義があることです。この短いインターバルで最善策を出し、最終戦勝つことを目指して頑張ります。』
『応援してくださったファンの皆様本当にありがとうございました。昨年とは全く違うレースでした。路面温度に対して的確にタイヤを選びきれなかった自分の責任です。二人のドライバーが満足いく形でレースを行うことが出来ず申し訳ありませんでした。もう少し暖かいと違った状況なのかもしれませんが課題しか残らないレースとなってしまいました。その中で二人のドライバーは耐えてチェッカーまでマシンを運んでくれた事に感謝致します。次は最終戦です。なんとしてもシリーズ上位で終えたいので全力で今から取り組みます。』
Po | No | Machine | Driver | Laps | Best Lap | Diff.(km/h) | Tire | SW |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 36 |
au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 |
坪井 翔 宮田 莉朋 |
97 | 1'36.584 | 2:50'39.062 | BS | 49 |
2 | 16 |
ARTA MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT |
福住 仁嶺 大津 弘樹 |
97 | 1'34.849 | 5.474 | BS | 37 |
3 | 3 |
Niterra MOTUL Z Nissan Z GT500 |
千代 勝正 高星 明誠 |
97 | 1'36.969 | 5.854 | MI | 51 |
4 | 38 |
ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 |
立川 祐路 石浦 宏明 |
97 | 1'37.191 | 17.272 | BS | 18 |
5 | 1 |
MARELLI IMPUL Z Nissan Z GT500 |
平峰 一貴 ベルトラン・バゲット |
97 | 1'36.655 | 18.349 | BS | 32 |
6 | 17 |
Astemo NSX-GT Honda NSX-GT |
塚越 広大 松下 信治 |
97 | 1'36.786 | 30.958 | BS | 29 |
7 | 37 |
Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 |
笹原 右京 ジュリアーノ・アレジ |
97 | 1'36.618 | 31.201 | BS | 9 |
8 | 14 |
ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 |
大嶋 和也 山下 健太 |
97 | 1'36.818 | 39.206 | BS | 37 |
9 | 100 |
STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT |
牧野 任祐 木村 偉織 |
97 | 1'37.337 | 1'24.414 | BS | 31 |
10 | 23 |
MOTUL AUTECH Z Nissan Z GT500 |
松田 次生 ロニー・クインタレッリ |
97 | 1'36.698 | 1'25.131 | MI | 40 |
11 | 64 |
Modulo NSX-GT Honda NSX-GT |
伊沢 拓也 太田 格之進 |
97 | 1'36.682 | 1'39.210 | DL | 19 |
12 | 24 |
リアライズコーポレーション ADVAN Z Nissan Z GT500 |
佐々木 大樹 平手 晃平 |
95 | 1'36.839 | 2 Laps | YH | 11 |
13 | 19 |
WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 |
国本 雄資 阪口 晴南 |
95 | 1'36.999 | 2 Laps | YH | 27 |
14 | 39 |
DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 |
関口 雄飛 中山 雄一 |
68 | 1'35.626 | 29 Laps | BS | 34 |
8 |
ARTA MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT |
野尻 智紀 大湯 都史樹 |
41 | 1'36.967 | 56 Laps | BS | 32 |
2023-04-15.16
FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE
2023-05-3.4
2023-06-3.4
FUJI
2023-08-5.6
SUZUKA
2023-08-26.27
SUGO
2023-09-16.17
AUTOPOLIS
2023-10-14.15
MOTEGI
2023-11-04.05