TGR TEAM WedsSport BANDOH

WedsSport ADVAN GR Supra

RACE1 『連続PP獲得から4位獲得、TGRチームが1位から5位を独占』
RACE2 『4番手スタートから勝負に出るが不運なトラブルで・・苦戦』

2025 AUTOBACS SUPER GT Round4 「FUJI GT SPRINT RACE

◾️開催地: 富士スピードウェイ
◾️開催日:2025年8月2日(土)〜3日(日)

RACE1 予選

■8 月 2 日(土) GT500 クラス 1位:1:28.167 (阪口選手)
■天候:晴 コース状況:ドライ


台風の接近に伴い、開催が危ぶまれた第4戦だが、台風の進路が逸れたため、無事に開催となった。台風一過で晴天に恵まれた富士スピードウェイ、高所にあるとはいえ、気温そして路面温度はうなぎ登りに上がっていき、レースへの影響が大きそうだ。
今回はSUPER GT初の試みとして、ドライバー交替、タイヤ交換、燃料補給がなく、二人のドライバーがRACE1とRACE2に分かれ、それぞれ、練習走行、予選、決勝と一人で走り抜ける。<br/>サクセスウェイトは下ろして、全車イコールコンディションでの争いとなり、予選は1回のみ、決勝は、RACE1はGT500/300の混走で決勝は35周のレース、RACE2はそれぞれのクラス別で50分間のスプリントレースとなる。
RACE1のドライバーは阪口選手となる。練習走行では、500/300混走時間帯の6周目に出した1:28.280をトップタイムとして、混走時間/占有時間合計で合計18周、コンスタントに1分28秒台で走行し5位、予選そして決勝に向けての走行となった。
予選は10分間のタイムアタック方式。300クラス予選開始時の気温/路面温度が33℃/54℃となり、1周1分半前後で周回できる富士スピードウェイにて高い路面温度/気温に伴い、予選開始直後にはどこの車両も出てこず、静かなスタートとなった。
残り8分で4台が出ると、少しずつコースインすると、19号車も7分半にピットを後にする。
いつものごとく、ゆっくりとタイヤに熱を入れながら周回を重ねていき、3周、残り2分を切ったあたりでアタックに入ると、第2,3セクターでパープルを出す1:28.327を出して暫定1位となる。そのまま再びアタックに入ると、一時1号車にポールの座を奪取されるも、第1,3セクターで自己ベストを出し、1:28.167と1位の座をもぎ取り、ポールポジションを獲得することとなりました。   
予選結果は 19-1-38-3-39-24-100-12-23-14-37-17-8-16-64 となります。

坂東監督

『素晴らしいタイヤ、素晴らしい車を作ってくれたメカ、中山エンジニア、ドライバーの技量皆様の応援で連続ポールを獲る事が出来ました。
令和の最速男、阪口晴南選手に決勝も期待します。』

阪口選手

『いや、最高でした。ノーウェイトでガチンコ予選だったんで。最高に気持ちいいです。
もちろんスプリントで一番有利な位置からスタートできるので、しっかりポールポジションを守って、チームとヨコハマタイヤさんと一勝目指して頑張りたいと思います。』

RACE1 決勝

■8 月 2 日(土)
決勝4位
■天候:晴 コース状況:ドライ

決勝直前の天候は晴れているものの、雲の量が多い。台風に変わった低気圧が引き続き日本列島に近づいているため、夕方から天候崩れる予報が出ている中、果たして持つのか。
予選で使われたタイヤを決勝でも使うことがレギュレーションで規定されているが、決勝では、タイヤ交換や燃料補給が必然ではなく、35周の決戦となる。
静岡県警によるパレードランを1周、フォーメーションラップを1周し、15台の隊列をもって、最終コーナーを先頭で立ち上がってきた19号車はローリングスタートで1コーナーに向けてアクセルを踏み込み、スタートが切られた。
1コーナーでは19号車はトップで飛び込んだが、2位が1号車の背後から38号車が飛び込み2位を奪取。その後、1号車が取り戻すが、コーナー毎に順位が目まぐるしく変わる激しいトップ争いが展開になるかと思われたが、1周目、コカ・コーラーコーナー立ち上がりで後続の100号車と14号車が接触、14号車がコースアウト、クラッシュしたためコース上でイエローが振られ、のち、セーフティカーが入った。19号車はトップのまま、SC先導で周回を重ねていく。
セーフティカーのランプが消え、6周目からレースが再開。最終コーナー手前からアクセルを踏み込んでコントロールラインを通過したが、1号車が背後に迫り、1コーナーでの立ち上がりでパスされて2位に、更に38号車にもアドバンコーナーで刺されてしまい、19号車は3位に落ちてしまった。
8周目で19号車はトップの1号車とは2.6秒差、2位の38号車との差が1.3秒と等間隔で周回を重ねるが、後ろからは更に39号車も付き、スープラによる4台のトップ争いが激化することとなる。
15周目、上位の順位は変わらないまま、トップとの差は4秒、2位との差は2秒で19号車は3位。順位を落とすことは無いが、300クラスと交差する中、17周目にはトップから8秒の差がついてしまう。
レース周回半分を過ぎた19周目。天候は最終コーナー方向から黒い雲が立ち込めて来る。そして、ホームストレートで細かい雨を感じるようになったのが20周目。19号車は3位のままだが、後ろ2秒には39号車、そして37号車が追い上げてくるのが見える。
ワイパーを動かす車両が増え、メインストレートの壁にヘッドライトの明かりが認識できるぐらい暗くなってきた。後ろの39号車と37号車がサイドで接触するぐらい激しい4位争いの中、24周目の39号車からのカメラには前の19号車がはっきりと映り、雨粒もはっきりと見えてきた。
のこり10周。メインストレートで19号車が39号車に背後をつかれ、1コーナーでパスされて4位。さらに背後についた37号車にもパスされて5位となる。
終盤、危惧された降雨も目立つ程でもなく、また、6位の12号車からの追い上げも有ったが、そのまま順位を死守して5位でチェッカーを受けることとなりました。
レースはスタート直後にSCが入り、レース再開後にトップに出た1号車がそのまま逃げ切りチェッカー。終始2~3秒の差をつけられた38号車が2位となり3位以下を20秒近く離すこととなりました。以下の順位は 37-19-39-12-100-3-17-8-23-24-16-64-(以下リタイア)-16 となります。
※3位でチェッカーを受けた39号車に5秒のタイムペナルティが出たため、19号車の最終結果は繰り上げ4位となりました。

坂東監督

『TGRチームに貢献出来た事は嬉しいですが
現在ライバルはスープラです。
他のスープラとは戦っているパッケージは違うので
何とも言えないですが今回は全部出し切った結果です。
累計ドライバーポイント10.5となり、ドライバーランキング10位に浮上しました。
悔しい結果でしたが、なんとかドライバーが耐えてくれました。
今日の全てをフィードバックして明日に備えます。
明日のRACE2は国本選手に託し、表彰台のトップを目指して爆走していきます。
皆様の応援、誠にありがとうございました。』

阪口選手

『予選は爽快でしたが決勝はペース不足でした。ただ難しいコンディション、ノーウエイトって事を考えて4位は確実に良くなっていると思います。明日の決勝の時間帯は違いますが、国本選手にフィードバックしたいと思います。応援ありがとうございました。』

順位 No. チーム / マシン ドライバー ラップ ベストラップ タイヤ SW
1 1
チーム
TGR TEAM au TOM’S
マシン
au TOM'S GR Supra

坪井 翔

35 1'28.826 57'40.012 bridgestone
2 38
チーム
TGR TEAM KeePer CERUMO
マシン
KeePer CERUMO GR Supra

大湯 都史樹

35 1'29.015 2.529 bridgestone
3 37
チーム
TGR TEAM Deloitte TOM’S
マシン
Deloitte TOM'S GR Supra

笹原 右京

35 1'29.618 23.453 bridgestone
4 19
チーム
TGR TEAM WedsSport BANDOH
マシン
WedsSport ADVAN GR Supra

阪口 晴南

35 1'29.331 27.464 yokohama
5 39
チーム
TGR TEAM SARD
マシン
DENSO KOBELCO SARD GR Supra

サッシャ・フェネストラズ

35 1'29.629 27.986 bridgestone
6 12
チーム
TEAM IMPUL
マシン
TRS IMPUL with SDG Z

ベルトラン・バゲット

35 1'29.835 29.209 bridgestone
7 100
チーム
STANLEY TEAM KUNIMITSU
マシン
STANLEY CIVIC TYPE R-GT

牧野 任祐

35 1'29.711 32.722 bridgestone
8 3
チーム
NISMO NDDP
マシン
Niterra MOTUL Z

佐々木 大樹

35 1'29.622 35.875 bridgestone
9 17
チーム
Astemo REAL RACING
マシン
Astemo CIVIC TYPE R-GT

小出 峻

35 1'29.865 37.629 bridgestone
10 8
チーム
ARTA
マシン
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8

野尻 智紀

35 1'29.982 43.394 bridgestone
11 23
チーム
NISMO
マシン
MOTUL AUTECH Z

高星 明誠

35 1'30.108 47.489 bridgestone
12 24
チーム
KONDO RACING
マシン
リアライズコーポレーション ADVAN Z

松田 次生

35 1'29.932 53.428 yokohama
13 16
チーム
ARTA
マシン
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16

大津 弘樹

35 1'30.002 54.885 bridgestone
14 64
チーム
Modulo Nakajima Racing
マシン
Modulo CIVIC TYPE R-GT

伊沢 拓也

35 1'30.475 55.683 dunlop
14
チーム
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
マシン
ENEOS X PRIME GR Supra

大嶋 和也

bridgestone

RACE2 予選

■8 月 3 日(日) GT500 クラス 4位:1:28.004 (国本選手)
■天候:晴(途中小雨) コース状況:ドライ


昨日に引き続き、晴天となった富士スピードウェイで開催される、Round.4 FUJIのRACE2。コース上には陽炎も見えるが、昨日よりは気温が低いとの予想で、昨日のレースデータがどれだけ活かせるか全く異なるかはわからない。
昨日に引き続き、Round.4はいつもの2ドライバーで戦うフォーマットではなく、一人のドライバーで戦うことになる。RACE1と異なるのは、決勝が周回数ではなく、50分のタイム制でのスプリントレースとなっていることだ。RACE2のドライバーは国本選手となる。
練習走行では、500占有時間での最終週19周目に出した1:27.643をトップタイムとして、混走時間/占有時間合計で合計19周、コンスタントに1分28秒台で走行し、昨日の結果を踏まえての予選そして決勝に向けての走行となった。
予選は10分間のタイムアタック方式。セッション開始時の気温/路面温度が31℃/43℃と、開始時間が1時間早まったこともあるが、路面温度が昨日と10℃近く低く、これが昨日とどう異なるか見どころになる。
予選開始直後にはRACE1同様、どこの車両も出てこず静かなスタートとなった。
残り8分で数台がコースインする中、19号車も7分50秒にピットを後にすると、続々と入る中、3台ほど残り6分で出るという戦略の違いが垣間見られる。
国本選手も、ゆっくりとタイヤに熱を入れながら周回を重ねていき、4周周回、残り30秒でアタックに入り、第2セクターで全車ベストラップを出すものの、1:28.004となり、暫定4位となる。その後、19号車を上回るタイムを出す車両がなかったため、予選結果は4位となりました。
予選結果は、RACE1にてクラッシュ・リタイヤした14号車がポールを奪取。1位から5位までスープラ勢が占める事となりました。
順位は以下のようになります。14-1-38-19-39-64-12-37-24-3-8-23-17-100-16

坂東監督

『ちょっと路温とマッチしなかった。申し訳ない。
昨日とは違うタイヤでチャレンジしました。
この後の決勝は2列目、4番手からのスタートとなります。皆様の応援をよろしくお願いいたします。』

国本選手

『ちょっとイメージした感じとは違いました。決勝に向けてミーティングします。』

RACE2 決勝

■8 月 2 日(土)
決勝15位
■天候:晴 コース状況:ドライ

決勝直前の天候は曇り空。気温/路面温度は29/37℃と下がっており、晴れているものの、雲の量が多い。夕方から小雨の予報が御殿場市内に出ている中、RACE1と異なる条件でレース展開をどう変わるのだろうか。
RACE2は50分のタイムレースとなり、平均1分30秒周回となると、約34周の周回レースとなるが、レース展開でSCが出た場合などで、タイムレース特有の難しさがチームの戦略を難しくしていくだろう。
RACE2のドライバーは国本選手。午前中開催された予選では4位、2列目からのスタートとなり、表彰台を目指して突き進むのみ。
16時50分、セーフティカー先導で15台の隊列が動き出すと、ラップフォーメーションラップを2周し、ポールポジションの16号車を先頭とし、コントロールタワーを通過、スタートが切られた
オープニングラップ、1コーナーでアウトから後ろの39号車に並ばれると、コーナー立ち上がりで横に並ばれ5位に、2周目には、1コーナーの飛び込みでインから12号車に並ばれ接触、アウトに押し出された形となり、12,8,64号車に刺され、8番手までダウンしてしまう。
4周目、6番手の8号車を先頭とした15番手までのトレイン状態の隊列の中、8位の19号車は懸命に前の64号車に食らいつくとともに、24号車からの追撃を受けつつ周回を重ねていく。24号車の追撃の中、9周目の最終コーナーでインを小さく回った24号車にパスされて9番手に。更に、3号車が後ろにつくと10周目の1コーナーで、ダンロップコーナーの飛び込みで37号車にパスされて11番手まで後退してしまった。
ペースが上がらない19号車は更に、11周目のダンロップで17号車に、パナソニックコーナーで23、100号車にパスされるものの、メインストレートで100号車をパスしたものの、12周目の1コーナーで100号車に飛び込まれ、さらに13周目には16号車にパスされて、15番手まで沈んでしまった。
17周目に16号車がドライブスルーペナルティを消化した関係で、19号車は14番手に。しかし、前の100号車との差は10秒以上開いてしまう。さらに、トップの周回タイムと5秒以上ペースが遅い19号車は21周目に緊急でピットに入り、タイヤを4輪交換して、14.5秒でコースに復帰。15番手となってしまう。
周回遅れとなり、完全に勝負権が無くなってしまったが、国本選手は19号車をゴールに導き、50分間の厳しいレースを15位でチェッカーを受けることとなりました。
レースはポールスタートの14号車と2位の1号車が抜け出すものの、徐々に迫ってきた1号車が最終周背後まで迫ってくるものの、14号車が逃げ切り、ポールトゥウィンで優勝。2位は1号車となりました。
以下の順位は 38-39-12-3-37-64-23-24-8-100-17-16-19 となります。

坂東監督

『全て僕の責任です。昨日とは違うタイヤで狙い過ぎました。ドライバーには申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当にすいません。阪口選手と同じタイヤだったらどうだったか・・タイヤはおそらく5周目くらいでタイヤトラブルを抱えてしまい、そのまま半分以上走らせてしまったので苦しい場面ばかりモニターに映ってしまいました。その後他のタイヤに交換しました。残念な結果となりましたが、気持ちを切り替え、次戦の鈴鹿ではトップを目指して爆走していきます。皆様の応援、誠にありがとうございました。』

国本選手

『鈴鹿頑張ります。沢山の応援ありがとうございました。』

順位 No. チーム / マシン ドライバー ラップ ベストラップ タイヤ SW
1 14
チーム
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
マシン
ENEOS X PRIME GR Supra

福住 仁嶺

34 1'28.441 50'22.936 bridgestone
2 1
チーム
TGR TEAM au TOM’S
マシン
au TOM'S GR Supra

山下 健太

34 1'28.541 0.728 bridgestone
3 38
チーム
TGR TEAM KeePer CERUMO
マシン
KeePer CERUMO GR Supra

石浦 宏明

34 1'29.041 20.508 bridgestone
4 39
チーム
TGR TEAM SARD
マシン
DENSO KOBELCO SARD GR Supra

関口 雄飛

34 1'29.415 33.636 bridgestone
5 12
チーム
TEAM IMPUL
マシン
TRS IMPUL with SDG Z

平峰 一貴

34 1'29.375 44.733 bridgestone
6 3
チーム
NISMO NDDP
マシン
Niterra MOTUL Z

三宅 淳詞

34 1'29.442 49.279 bridgestone
7 37
チーム
TGR TEAM Deloitte TOM’S
マシン
Deloitte TOM'S GR Supra

ジュリアーノ・アレジ

34 1'29.390 49.601 bridgestone
8 64
チーム
Modulo Nakajima Racing
マシン
Modulo CIVIC TYPE R-GT

大草 りき

34 1'29.735 50.137 dunlop
9 23
チーム
NISMO
マシン
MOTUL AUTECH Z

千代 勝正

34 1'29.495 53.614 bridgestone
10 24
チーム
KONDO RACING
マシン
リアライズコーポレーション ADVAN Z

名取 鉄平

34 1'29.194 53.765 yokohama
11 8
チーム
ARTA
マシン
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8

松下 信治

34 1'29.679 57.478 bridgestone
12 100
チーム
STANLEY TEAM KUNIMITSU
マシン
STANLEY CIVIC TYPE R-GT

山本 尚貴

34 1'29.686 57.800 bridgestone
13 17
チーム
Astemo REAL RACING
マシン
Astemo CIVIC TYPE R-GT

塚越 広大

34 1'29.847 59.811 bridgestone
14 16
チーム
ARTA
マシン
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16

佐藤 蓮

33 1'29.679 1 Lap bridgestone
15 19
チーム
TGR TEAM WedsSport BANDOH
マシン
WedsSport ADVAN GR Supra

国本 雄資

33 1'29.669 1 Lap yokohama