◾️開催地:オートポリス ◾️開催日:2024/7/27-28
予選は気温28℃以上、路温34℃のコンディションとなった。予選アタックは実質1周、2周が限界という状況の中、Aドライバー予選で浅野はアタック1周目に2分13秒887、タイムアップが期待された2周目は1コーナーで他車との絡みがあったものの2分12秒911をマークし、クラス1位から約0.9秒差のクラス5番手なった。Bドライバーの伊藤は1周目になんとクラストップタイムの2分10秒949をマーク、2周目はタイヤのタレもあり2分11秒631となったが、クラストップタイムを維持して、AB合算の予選順位は3番手となった。C・Dドライバー予選ではUSEDタイヤで三上が2分15秒488、Dドライバー上村が2分14秒347をマークし、チームはマシンの速さに自信を深めつつ、ドライコンディションの酷暑となる可能性の高い決勝レースに向けて、再度レース戦略を検討しつつピットワークの確認やマシンチェックをおこなった。
今回のレースは5時間、義務ピットイン回数は3回、給油は容量20Lの指定給油ボトル使用となり1回のピットストップでの最大給油量は3本60Lまで、1回のピットストップで2本以上入れる場合は1分40秒のピットストップが課せられることとなる。また、Aドライバーの最低運転時間は75分以上である為、今回のチームの基本戦略はAドライバースタートとして、ボトル3本給油を2回、ボトル1本給油を1回とし、FCYが出そうなタイミングやSCのタイミングでピットストップをこなす作戦を採る事とした。
12時34分、気温30℃以上、路温40℃以上の厳しいコンディションで5時間の決勝レースは始まった。スタートドライバーの浅野は3位でスタートすると、1周目に41号車、216号車、884号車にオーバーテイクされるが、2分16秒~19秒台で周回を重ねてゆく。浅野は若干アンダー・オーバーステアが顔を出すマシンに苦しみながらもタイヤをマネジメントしながら周回を重ねた。クールスーツを使用しているものの、コクピットの暑さの影響もある中、浅野はその後もコンスタントにラップを重ね、34周目にピットインして伊藤へ交代、タイヤ4本交換とボトル給油3本でピットアウトした。伊藤は6位でコース復帰すると2分15秒~17秒で周回を重ねた。気温・路温ともに上昇するなかで、マシンは想定よりアンダーステアのバランスとなるが、伊藤はコンスタントにラップを重ね、他車が義務ピットインをこなす中1位まで浮上して77周目にピットインし三上へ交代、タイヤ4本交換とボトル給油1本でピットアウトした。
三上は4位でコース復帰、これまでの経験と練習の成果を生かしてコースを攻めてゆくが、混戦の中で無念にも早々にタイヤカスを拾ってしまう。三上は2分18秒~20秒台のラップとなり91周目にピットイン、上村へ交代、タイヤ4本交換とボトル給油1本でピットアウトした。上村は6位でコース復帰すると、93周目に2分14秒台をマーク、その後もさすがの速さで2分15秒~16秒で安定して周回を重ねた。100周目、義務ピットインした216号車が上村の後方でコース復帰し5位へ浮上すると、上村はその後もマシンを攻めたて、上位と遜色ないタイムを刻んでゆく。そしてチェッカーを受けた127周目、2位をゆく884号車がガス欠の為にピットイン、884号車はなんとチェッカーを受けることができず、17時35分WedsSport GR86は4位でチェッカーを受けた。
【チーム監督コメント】
浅野 真吾
【ドライバーコメント】
浅野 武夫
伊藤 慎之典
三上 和美
上村 優太