◾️開催地:富士スピードウェイ ◾️開催日:2024/5/24-26
【フリー走行・予選】
2024スーパー耐久シリーズの第2戦、富士24時間レースは5月24日~26日に開催された。富士は昨年11月に開催された4時間レースで速さを見せたサーキットであり、チームはその時のマシンセットをベースに5月8日の合同テストでWedsSport GR86のリアにはSARD Racing様協賛のSARDダンパー(モーションコントロールビーム)を装着、またウイングステーも新しいものを試し、セットアップを煮詰めてサーキット入りした。水曜日のスポーツ走行枠ではフロントにもSARDダンパーを装着、NEWエンジンの慣らしから始まり、木曜日の占有走行ではエンジン回転を上げつつ夜間占有走行も利用してサスペンションを中心としたマシンセットアップと、Cドライバー三上、Eドライバー芝、そして今回Fドライバーを務めるSARD Racing代表、近藤のマシン習熟、タイヤライフ確認を行った。
タイヤが昨年の市販ラジアルからスリックへと変更となった影響もあり、昨年と比較して各チームのラップタイムが特に決勝で平均1秒~1.5秒程速くなると思われた中、チームは決勝レースを見据えてアンダーステアを感じにくい、また、ガソリンが多いときのフィーリングの良い、タイヤへの攻撃性の低いセットへとマシンセットアップを進めていった。夜間占有走行では今回Dドライバーと務める上村が50周走行のUSEDタイヤで2周アタックを行い、エンジン回転上限を24時間決勝想定の7000→7200回転へと上げたものの1分58秒台を記録、チームは一発の速さでも戦闘力を感じて予選を迎えた。予選結果はA・Bドライバー合算で7位となったが、これは回転上限を7000縛りとしたままだからであり、C~Fドライバー予選では燃料を多めに乗せてUSEDタイヤで走行、あくまで決勝を想定した状態で各ドライバーの習熟を行った。
【チーム監督コメント】
浅野 真吾
「富士24時間は特別なレース。
走りきるマシン、戦いきるチームワーク、
そして運…
不安はあるが、全てを信じる。
覚悟持って挑んだ2024年24時間は表彰台には1歩及ばずも、大きなトラブルなく完走! ドライバー、チームスタッフ、そしてスポンサー様、応援してくれた皆様に本当に感謝です! モニターに映るWedsSportカラーのマシンを走らせられている事に改めて嬉しく思います。 次戦こそは更に良い成績を残せるように頑張ります!
ありがとうございました。」
【ドライバーコメント】
浅野 武夫
「毎年の24時間レースは不安の有るもので、トラブルが起きないか、他車との接触が起きないかといつも考えてしまうのですが、今年のメンバー全員がチェッカーを目指しているのが伝わり、自分の出る事を果たせる様に、次に繋げる走りに徹するように努力しました。自分の走る時間は車を労りながら100%プッシュして走ったのですが、ドライバーとしてあと何レース出るのか?を考えながらのドライブで、楽しみと苦しさを感じながらの24時間でした。こんな自分を応援・支援してくださる皆さま、本当にありがとうございます。感謝です。またスタッフのみなんなにも感謝しています。
応援ありがとうございました。」
伊藤 慎之典
「2年目の24時間レースも3スティント乗らせていただきました。
1回目コースインする頃には雨が降り始め、最初はスリックで耐えていましたが雨量が多くなりレインにチェンジ、これが結果的にいい方に動きトップとほとんど変わらないラップタイムで周回を重ねることができました。
チームとしてはクルマをいたわった走りでノートラブルでの完走を目指していたのですが序盤に少しトラブルが出てしまいました。
それ以降は淡々と走り続けましたがトップ3台はスタートからフルプッシュで逃げてしまい、最終的にあまり壊れずそのまま4位でチェッカーを受けました。今回は残念ながら表彰台に立てませんでしたが、次戦のオートポリスでは表彰台に立てるように準備していきたいと思います。引き続き18号車の応援をよろしくお願いします。」
三上 和美
「昨年に引き続き、浅野レーシングから24時間レースに参戦できたこと、心よりお礼申し上げます。そして水曜日から、決勝日では24時間以上、一生懸命サポートしてくださったチームスタッフ、メカニックさんに本当に感謝の気持ちしかありません。皆さんの懸命なサポートによって完走することができました。結果は4位と表彰台に届かずに悔しいですが、私自身ミスもあり、平均したラップタイムで走行できなかったことに反省点も多数あり悔いが残ります。
開幕戦から24時間に向け、事前練習では、チームの皆さんに多大なご協力をいただきました。本当にありがとうございます。1年前の自分より何倍も成長した自分になることを目標に走り込みを行い、今回はその成果を感じることが出来ました。皆様のご協力なしではこの成長はあり得なかったと思います。まだまだ練習が必要ですので、引き続き走り込みを行なっていきます。
スポンサーの皆様、チームの皆様、応援に来てくれた皆様、本当にありがとうございます。次回オートポリスは諸事情により参加できませんが、9月のもてぎでは表彰台に上がれるよう頑張りますので今後とも何卒よろしくお願いいたします。」
上村 優太
「浅野レーシングと初めて一緒に戦うレースが今大会の富士24時間レースとなりました。 チームの皆様に迎え入れて頂きとても嬉しく思います。同時に素晴らしいサポートに心より感謝御礼申し上げます。 今大会の24時間レースではウェット&ドライと様々な天候の中でのレースとなりました。 ドライバーはとくに接触・ミスなく繋いでいく必要がありました。 ライバルが離脱する中、ドライバー全員が安定したドライビングを行う事ができました。 メカニックさんの素早いピットワークにも感謝です。 チームに携わる全員でこの24時間レースを完走できました。 我々が参戦しているスーパー耐久は、『耐久』レースですが、次戦からはスプリントの要素も多くあります。 浅野レーシングのチームワークを武器に次戦は『スピード・速さ』にもこだわっていきたいと思います。 次戦も応援宜しくお願い致します。」
芝 叔和
「今回、2年ぶりのスーパー耐久参戦となりました。 その2年前の富士24時間では、夜のスティントで苦い思い出があり、当初、夜を走ることに少し不安がありましたが、浅野レーシングサービス特有のアットホームな雰囲気と、何より自身が走りたいという気持ちが強く、走り始めるとその不安はすぐになくなりました。 2年ぶりのマシンは、戦闘力は十分にあるが、気温のせいか昼と夜で違う顔を見せる感じで、 予選のE、Fドライバーの走行でも若干のセット変更を試しました。
決勝は、チーム方針で、とにかくマシンを労わることに注力し、大きなトラブルもなくタイムも安定した走行ができましたが、結果としては、あと一歩、表彰台には届きませんでした。 ただ、マシンの安定度、高いチームワークで獲得した4位は、非常に大きな結果だと思っております。 毎回多大なサポートをして頂いているスポンサー様はじめ、応援してくれている友人、家族に心から感謝します。私自身は、今シーズンはこの富士のみですが、今後も浅野レーシングサービスをよろしくお願いいたします。本当に有難う御座いました。」
近藤 尚史
「このたび、浅野真吾監督と浅野武夫さんのご好意によりまして、浅野レーシングでS耐24時間レースに参戦させていただくことになり、誠に感謝申し上げます。
富士のコース、マシンも初めて走らせるという状況でしたので、徐々に慣れを深めていくこととし、アットホームな雰囲気の中で、ほどよい緊張感を持ちながら走行することができました。大きなミスなく走行することはできましたが、決勝中にベストタイムが出るなど、まだまだ練習を重ねる必要があると感じました。ドライバーとして今回参加させていただきましたが、このS耐24時間レースの魅力や達成感などをさらに広く伝えていきたいと存じます。
このような大変素晴らしいレースへの参戦にあたり、ご協力をいただいた関係者の皆様、並びに浅野レーシング、スポンサーの皆様に、心より感謝申し上げます。」